【優良本の紹介】要約『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』Lesson4:21世紀の平等とは

21Lessons04

ももたん
ももたん

あ〜、毎日しあわせだな〜♪

ひろさん
ひろさん

幸せなのはいいことだね♪

都市伝説でもよく言われているけど、これからの時代は土地ではなくデータに価値が出てくるよ!ではいったいそのデータは誰が管理するのか、、。

これからの課題が見えてきます。

1:【優良本の紹介】要約『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』Lesson4:21世紀の平等とは

新型コロナウィルスが世間を騒がせていますね😭

3月に入って学校が休みになったり、卒業式が中止になったり。

ディズニーランドが休園したり、トイレットペーパーがスーパーから消えたり、、。

早く終息して欲しいところです🥺

みなさんも体調管理には十分に気をつけてくださいね🌸

さて今日は「21 Lessons  21世紀の人類のための21の思考」の超訳の第4回目です。

テーマは、21世紀における「平等」です。

来月から大企業では働き方改革の第2段、「同一労働、同一賃金」がスタートしますね(注:中小企業は2021年4月から)

正社員とパートの差がなくなる?

・・かもしれません。

日本的経営三種の神器(年功序列、終身雇用、企業別労働組合)が健在だった時は、なんだかんだと言って「平等」に近かかったかな?と、思います。

日本は自由主義国の中では珍しく共産主義的な側面があったような印象があります。

最近でこそ「格差」という言葉を聞きますが、高度経済成長時は「一億総中流」なんて言葉もありました。

それでは21世紀における「平等」とは?

さっそく、ハラリ先生が考える21世紀の「平等」について見ていきましょう!

最初に言っておきますが、今回は少々刺激が強いです😅

2:20世紀のような平等はなくなる

ビッグデータのイメージ

結論から言うと、21世紀には20世紀のような平等の形はなくなると考えられます。

20世紀には「土地」が貧富の差を生んでいました。

わかりやすく誤解を恐れずに言うと、「土地をたくさん持つ人がお金持ち」ということでした。

19世紀や20世紀では、富豪たちが広大な土地に工場を作り、機械を購入し、健康な中流階級の人たちを雇ってさらなる富を築いていった。

民主国家も独裁国家もそういった「健康な中流階級」の人たちの教育と福祉に多額の投資を行った。

しかし21世紀には、その様相が大きく様変わりします。

21世紀では貧富の格差を広げる原因は土地ではなく、「情報データの量(ビッグデータ)」となります。

そしてこのビッグデータが「富豪」「中流階級」「貧困層」といった経済的な不平等だけでなく、「超人的な遺伝子を持つ人間」と「普通の遺伝子を持つ人間」といった生物学的な不平等をもたらすと考えられます。

ビッグデータに基づくAIとバイオテクノロジーの発展が、寿命を伸ばしたり、身体的能力や認知的能力をアップグレードすることができるようになるかもしれない。

そしてそれには多額の費用がかかるようであれば、「経済力=生物学的優位性」といった格差を生む可能性がある。

つまりお金持ちだけが、自分の身体能力や認知能力を遺伝子レベルでアップグレードすることができようになる。 

そうするとどんなに努力しても一般ピープルは遺伝子レベルでも経済レベルでも彼らには追いつかない。

それどころか、その差は広がる一方となる。

ハラリ先生は、それを「種分化」と言う。

3:政治の力で「種分化」を防止できるか?

政治とテクノロジーのイメージ

結論から言うと、ビッグデータを持つ者の前に政治はあまり力を持ちません。

なぜなら彼らは、有権者に対しての情動操作を容易に行うことができるからです。

AIは意識は持ちません。

しかし私たちの嗜好に合わせて、動画や映画、本、商品などの提案をしてくれる時代となりました。

あたかもAIには意識があるかのように。

どのようなAIを作るかは人間の意思です。

それゆえ、Lesson3で述べたように人間の心の探究が必要となります。

そしてビッグデータは個人が管理するのか、企業が管理するのか?

それとも国家が管理するのか?

21世紀の大きな課題となります。

しかし残念ながら、前述の理由から今後政治の力によって「種分化」を防ぐことは難しそうです。

4:誰がデータを制するか?

企業や国家が個人のデータを収集していますが、いったい誰がそのデータを制するのか?

今のところ答えは見つかりません。

「企業がデータを制すれば、生命も創りだす神のような力を一部の企業が独占するかもしれない。」

「国家がデータを制すれば、企業の力を制限できるが「デジタル独裁国家」を誕生させかねない。」

ハラリ先生の本には上記のように書かれているものの、明確な答えは書かれていません。

Google 、Apple、Amazon、Twitter、Facebook、百度(バイドゥ)、騰訊(テンセント)。

今のところ、これらの企業が先頭を走っている感じです。

5:今までの自由主義と平等の終わり

夕焼けに立つ自由の女神の写真

世の中にはすでに自由主義への信頼を失いかけている人たちもいます。

21世紀は経済的な平等のみならず、生物学的な平等も保障されていません。

私たち一人一人が精神的に自律し、道を開いていかなかければなりません。

今までLesson1からLesson4を通して、21世紀の自由主義について見てきましたが、21世紀は今までとは全く違った形の自由主義を迎えることになりそうです。

この本「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考」は、Lesson5以降でこの政治面での難題や、私たちの人生の意味を問いかける点でよく売れている名著なのだと思います。

次回からは、21世紀における問題と解決の糸口を順に見ていきます。

絶望的なテーマではありますが、最後には明るい光が見えると思います。キラキラ✨

まだまだ始まったばかりですので、みなさまはポレポレとお付き合いくださると嬉しいです🎈

Lesson5はこちら

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