【優良本の紹介】要約『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』Lesson3:AI時代の人間の自由

21Lessons03

ももたん
ももたん

AIに意思ってあるんですか?

ひろさん
ひろさん

AIに意思はないよ。今のところは、、。

逆に人間の感情が複雑なアルゴリズムである事がわかってきたんだ。

1:【優良本の紹介】要約『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』Lesson3:AI時代の人間の自由

あ~、お茶が美味しい♪

家で紅茶を飲みながら本を読んで、ときどき人の目を気にせずおならをする😃

幸せな休日です💕

さて今日は「21 Lessons  21世紀の人類のための21の思考」の超訳の第3回目です。

ここからは気持ちもお尻もしめて解説を書こうと思います。

今日のテーマは「AI時代における私たちの自由」に焦点が当たります♪

この本は全部で21のレッスンがあるのですが、このブログでは気負わず気楽に読んでいただけると嬉しいです!

なるべく噛み砕いて紹介しますので、もし本書をもっと深く理解したい方はぜひ本を手に取って読んでみてください♪

それではさっそくどうぞ!

2:感情で結婚するのか?計算で結婚するのか?

打算と愛のイメージ

選挙権をお持ちのみなさんは、いつも論理的に投票していますか?

それとも感情的に投票していますか?

私は感情的に投票しています🍓キッパリ😼

もちろんマニュフェストとか、党の方針で投票しますが、深いところまでは理解できていません😓

イギリスのEU離脱選挙の時、イギリスの人は論理的思考で投票したのかな?

それとも感情的に投票したのかな?

2016年のアメリカ大統領選挙でトランプ大統領が当選したとき、アメリカ国民はどういう思いで投票したのかな?

少し気になってしまいます🤔

結論ですが、この本には「国民投票や選挙は、人間の合理性にまつわるものではなく、つねに感情にまつわるものだ」と書かれています。

さらに「選挙や国民投票は、私たちがどう考えるかを問うものではない。どう感じるかを問うものなのだ。」と書かれています。

人間の知能の高さは千差万別でも、こうして反映された自由意志を基盤にあらゆる人間は等しく自由であるのだ、と。

しかし、この「感情」は私たちが気づかないうちに私たちの脳内で行われている生化学的なアルゴリズムの計算によって成り立っている。

人間の感情は「計算」によって成り立っている。

人によって感じ方が違うのは、その人が生きてきた背景や経験、持っている知識によって左右されるからである。

結婚に対しても私たち人間は「いろいろな計算」がはたらく。

「愛よりカネ」と私の友人は言っていた。

「結婚は妥協だ」とも、、。

賛否はあるでしょうが、こういった話を実際に耳にすることも事実です。

そういった計算も踏まえて自由意志なのです。

3:脳と人間の感情の謎は解明できるか?

脳と感情のイメージ

結論から言うと、バイオメトリックセンサーと情報テクノロジーのさらなる発展が、人間の感情の謎を解き明かす日が来るかもしれません。

すでにバイオメトリックセンサーを自ら体内に埋め込んでいる人もいる。

それらのバイオメトリックセンサーは、本人が病気を自覚する以前から体調の変化を知らせてくれる。

その恩恵で私たちは大病になる前に治療ができるようになるかもしれない。

一方、目や顔の筋肉の動きに基づいて人間の情動を検知するソフトウェアの開発も進んでいる。

これらのソフトウェアは、私たちが映画を観たときの私たちの情動を読み取ることができる。

そしてすでに私たちの好きな映画はAmazonやNetflixがザックリと把握しており、オススメの作品を個別に提示してくれる。

近い将来、私たちが映画を観ている時の情動さえもビッグデータとして蓄積していくかもしれない。

私たちの好きなシーンや音楽の情報を蓄積していくのである。

それはまるで私たちの思い出が作られるかのように、、。

4:人間はAIにハッキングされるか?

脳のハッキングのイメージ

私たちはもうスマホを手放せない。

もしあなたが、このハッピーももたんのブログをスマホで見ているとしたら、あなたもそうですね??

情報の多くはネットの中にあり、あなたの知識はあなたの脳以外にGoogleの検索エンジンの中にある。

カーナビもあなたに道順を教えてくれる。

右に曲がるか左に曲がるかはアルゴリズムが教えてくれる。

アルゴリズムとは、人工知能の元となっている「ある種の計算方法」のことを言います。

(注:どのような計算方法になっているかは、そのアルゴリズムによって異なります。)

そして、人間独特の感情の変化や思い込みを排除したいケースではアルゴリズムに頼ることのほうが良いと思われます。

アルゴリズムには感情も差別も思い込みもないからです。

実は私が勤めている会社では採用面接の時に、パソコンで求職者に適性検査を受けていただいています。

脳科学、統計学に基づくこのテストは、私にはどのようなアルゴリズになっているのかは分かりません。

しかしその求職者が持つ問題点をアルゴリズムが教えてくれる。

その問題点によって採用の見送りをしたり、2次面接を実施したりします。

人事部曰く、面接官の思い込みを排除したり、隠れたリスクを回避するために行なっているそうです。

もちろんアルゴリズムは人種による差別などしません。

今後、AIやアルゴリズムがますます人間の思い込みや差別を排除する場では用いられるケースが増えてくると思われます。

AIは人間が行動するときに参考となる情報を与えてくれるが、人間がAIにハッキングされているとは言い難い。

AIに意識はない。

しかし、これからの時代で本当に恐ろしいのはAIによる人間のハッキングではないのです。

5:本当の危険性

統合ネットワークやAIの発展は、情報を集めて管理する組織や人から見れば非常に都合が良い。

例えば国家。

マイナンバー制度などは統合ネットワークを活用し、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理するための制度です。

例えば銀行。

融資の可否を決定するのは、思い込みや感情を持たないAIが行なっていたりする。

本当の危険について、この本では以下のように書かれています。

「何が危険かと言えば、それは、もし私たちがAIの開発にあまりに多くを投資し、人間の意識の育成を顧みなければ、コンピューターの非常に高度なAIが、人間の生まれつきの愚かさを助長するだけになるかもしれない点だ。」

すでに私たちの個人情報や資産情報は統合ネットワーク上に蓄積されてつつある。

今後の私たちの生活に危険を及ぼすのは、統合ネットワークやAIそのものではなく、それを利用する立場にある人間だ。

AI時代における人間の自由は、今後の「心」についての探究如何による。

人間はAI研究と同じくらい「心」についての研究に投資しないと、今後かつてないほどの不平等な社会を生み出しかねない。

ほんの一部のエリートに富と権力が集中する一方で、多くの人が自らの存在意義の喪失に苦しむことになる。

「信用スコア」に代表されるように、すでにAIによって個人のクラス分けが始まっているのです。

Lesson4はこちら

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