【優良本の紹介】要約『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』Lesson6:21世紀の文明

21Lessons06

ひろさん
ひろさん

人間の歴史はウソで塗り固められてきた側面があるんだよ。そのほうが社会全体にとって都合がいいことが多いんだ。

ももたん
ももたん

カワウソ!

ひろさん
ひろさん

ももたんは幸せでいいね♪

1:【優良本の紹介】要約『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』Lesson6:21世紀の文明

いや〜、先週は寒かったですね😰

今年は暖冬で「やれやれ冬が終わってそろそろ春だね🌸」と思っていたら、3月14日は東京では雪が降りました☃️

誰かが雪の女王のアナを刺激したのかな?レリゴー❄️

3月14日はホワイトデー。

文字通り、見た目の景色もホワイトデーとなりました😌

そして同じ日に東京では桜の開花🌸

観測史上最も早い開花だそうです😊

でもここ数日はまた少し暖かくなってきました。

しかしながら新型コロナの影響で各地でお花見が中止😫

東京オリンピックは無事に開催されるのかな?

そんな心配も出てきました😭

嘆いていても仕方がないので、今日も元気にポレポレと頑張りましょう😃

今日は「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考」の要約の第6回目です。

もしかしたら中止、もしくは延期になるかもしれないオリンピックの話も出てきます。

新型コロナの影響で世の中は自粛ムードですが、ももたんも私もみんなが元気になれるよう祈っています!

今日のお話の内容は「一つの文明」についてです🍓

歴史学者のハラリ先生らしい切り口のお話です。

あまり難しくはないと思いますので、ポレポレと読み進めていってください♪

何事も「楽しみながら」ですよ💖

それでは早速どうぞ!

2:たった一つの文明

現代の文明のイメージ写真

世界にはいくつの文明があるでしょうか?

私にはたくさんあるように思えます。

学校の歴史の時間には「4大文明」を習ったような気がします。

他にも現在の「西洋文明」「イスラム文明」などなど。

でもハラリ先生に言わせると、21世紀の文明は一つだそうです。

人類の過去には文明間の争いもしばしばありました。

最近では「イスラム原理主義 vs 西洋文明」。

イスラム原理主義の人たちは中世のイスラム教の再建を目指す人たちです。

しかし考えてみてください。

そうしたイスラム原理主義の人たちさえ、パソコンを使ったりスマホを使ったりと、現在の文化にしっかりと馴染んでいる。

マサイ族の人たちもスマホを持っていたりする。

移動には車を使ったり、飛行機を使ったりしている。

お金だって各国の通貨は違うものの、実は「ドル」という単一の通貨によって世界は支配されている。

医療においても同様です。

もし私たちが怪我や病気をすれば、世界中の医師は同じような検査をし、同じような診断をし、同じような治療をする。

参考までに、昔、人間が病気になった時の対応は以下のようなものでしたが、現在は医療技術やAIの発展もあり概ね治療方針は同じです。

ヨーロッパ・・・神の怒りを鎮めるため、教会に寄付し、聖地への巡礼の旅に出る祈ることを勧める。あるいは村の魔女が、歌と踊りと黒い雄鶏の使って悪霊を追い払う。

中東・・・適切な食事と苦い薬で、崩れてしまった四体液(血液、粘液、胆汁、黒胆汁)のバランスを整える治療を行う。

中国・・・独自に調合された漢方薬と儀式によって治療を行う。

インド・・・アーユルヴェーダの専門家が3つの体質(ドーシャ)のバランスを整える治療を行う。治療には薬草、マッサージ、ヨガを使う。

以上のように、過去の文明は地域ごとに恐ろしく大きな差がありました。

しかしグローバル化した今の時代においては、文明同士の間には大きな差はない。(ただし北センチネル島のような一部の地域を除く)

もしかしたら地球上の文明が個々の文明として成り立っていたのは、まだアメリカ大陸が発見されるまでの話なのかもしれません。

3:ゴリラが作った社会制度、チンパンジーが作った社会制度。そして人間が作った社会制度

人間の社会のイメージ

ハラリ先生は、人間の社会制度を理解するために、ゴリラとチンパンジーと人間の社会制度について比べています。

ゴリラ・・・一頭の支配的なオスが複数のメスからなるハーレムを形成。自分の立場を脅かす他のオスは追い払う。社会制度は遺伝子的に決まっており過去何十万年も変わらない。

チンパンジー・・・オスとメスが混ざった集団で暮らす。オスとメスの両方から支持者を集めて連合を確立することで権力を競う。社会制度は遺伝子的に決まっており過去何十万年も変わらない。

人間・・・社会制度は遺伝子的には決まっておらず、その時代、その時代でコロコロと変わる。一つの社会制度は数世紀以上存続することはめったにない。

どうでしょうか?

少しイメージがついたでしょうか?

私はこの比較で「人間の社会」が他の動物の社会と全く違くことが少しイメージできました😊

4:人間はウソによって自分たちに都合の良い物語をつくっている

ウソのイメージ

人間以外の動物でウソをつく動物はいるか?

答えは「もちろんいない」です。

もしかしたらいるかもしれませんが、、。

もしいるとしたら、どの動物?

「かわうそ!」と答えた人は子どものような純粋なハートの持ち主で、ももたんも私も大好きです🐾💕

「人間だけが自分たちの都合の良いように物語を創造できる。」

これは非常に重要なポイントです。

とくに宗教は解釈の違いが多く、意味の歪曲の総合デパートになっています。

では宗教の真の意味とは?

それは議論しても無意味です。

なぜなら、キリスト教でもイスラム教でもキリスト教徒やイスラム教徒がどのように考えるか次第だからです。

では政治は?

説明するまでもなく、日々目まぐるしく変わっている。

私たちの法律は?

人間が正しく在ろうとした結果、こちらも頻回に改訂されたり新設されたりする。

そして法律は国によって異なる。

私たち人間は「社会全体のために個々人が持つ気持ちや考えにフタをしながら」大きな集団となった。

その影で個人個人は自分の気持ちに「ウソ」をつきながら生きている。

言葉を代えると「社会はそんな個人のウソの集合で出来上がっている」。

そのほうが人類全体にとって都合が良いからです。

もしかしたらあなたも、「こんなはずじゃないのに仕方がないな」と社会に対して思っていることはありませんか?

やりたくないけど、「社会のために」とか言いながら自分に言い聞かせていること。

私にはたくさんあります😓

「税金」「定年制度」「破綻するかもしれないのに年金を払う」などなど、、。

でも私がそれらに従う方が、社会全体にとっては都合が良いのです。

5:2020年、東京オリンピックから見えるもの

東京オリンピックのイメージ

新型コロナウィルスの影響で今回の東京オリンピック中止の可能性が出てきました。

でも過去には何度かオリンピックが無事に行われなかったことがある。

1916年、1940年、1944年は戦争で中止。

1980年はアメリカと西洋諸国がモスクワオリンピックをボイコット。

1984年はソ連がロサンゼルスオリンピックをボイコット。

歴史的に見れば、オリンピックは世界情勢に大きく影響されてきた。

ここで押さえておいて欲しい点が一つだけあります。

それは今回の東京オリンピックが開催されるかどうかは別として「オリンピックの参加国は毎回違う」ということです。

新しくできた国、なくなった国。

政治的な事情で参加できない国。

それが人類の歴史であり、人類の社会であることはオリンピックの側面からも垣間見ることができます。

そして今回はウィルスによる世界の混乱。

トイレットペーパーの購入をめぐって言い争っている人類。

お尻は水やぬるま湯で洗う人類。

「本当の豊かさ」って一体、なんでしょうね🤔

人類全体と私たち個人個人が試されている気がしてなりません。

みなさんには今回の新型コロナ騒動で色々と見えてきたことがありませんか?

今回の騒動の先にある新しい世界。

悲観に満ちたものなのか?

それともワクワクする未来なのか?

どう考えるかはあなた次第なのですが、私には不思議と少しワクワクする未来に思えます😃

Lesson 7はこちら

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