足の臭いを消せ!イヤな足の臭いを消す足湯のマジック!

ももたんの足浴

1:足の臭いを消せ!イヤな足の臭いを消す足湯のマジック!

これは一生使えるとても簡単な「裏ワザ」です!

高齢者だけでなく、若い世代の人にも有効に使えるので知っておくと損はないと思います。

そもそも、介護現場で働いていると一定の確率で「足が臭い」お年寄りの介護を担当することがあります。

女性よりも男性の高齢者の方がその割合が高いと思いますが、女性にもいらっしゃいます。

原因は「認知症や他の疾患のため、お風呂に長期間入っていないこと」です。

デイサービスや訪問入浴などの介護サービスをマメに受けていれば、そういったことは少ないです。

しかしもともとお風呂が嫌いなお年寄りは、老々介護や一人暮らしになると、ますますお風呂に入らなくなることがザラです。

そういうお年寄りに家族や介護士が入浴や清拭(お身体を温かいタオルなどで拭くこと)をしようとすると激しい抵抗にあったりします。

それはまるで国家権力から自由を守るレジスタンスのように、、。

しかし全身の清拭や入浴介助が難しいご家族でも、足湯なら比較的抵抗なく受けれていただくことができるので今日はその方法をご紹介します。

介護事業者はプロなので、頑張って入浴や清拭を行うように努めましょうね!

それでも成功率が100%にならないことはよく知っています😅

2:重曹と足浴用のバケツを用意する

結論から言うと、今回の裏ワザは重曹を使います。

重曹は掃除にも使えるので各家庭にもあるのではないでしょうか?

家にない場合はスーパーやドラッグストア、ネットでも安く手に入ります。

それともう一つが足浴用のバケツ。

「足浴用のバケツはないけど洗面器ならあるよ!」という方がいるかもしれませんが、足を浸けるものなので洗面器はできれば避けた方が良いと思います。

全く気にしない人がいるかもしれませんが、、😅

足浴用のバケツはどのようなものでもOKです!

お年寄りにはバブル機能が付いたものが人気でしたが、安い足浴バケツでもOKです。

そして言うまでもないと思いますが、バスタオルなど足を拭くタオルも用意しておきましょう。

3:必ず医師に相談しておく

私が施設で入居者さんに重曹を使った足浴をする時は、必ずご家族と医師に相談してから実施していました。

介護スタッフから「あの足の臭いを何とかしてください!」「援助のときにキツイ!」など、足の臭いの解決を求められる訴えがあるのですが、そこはやんわりと臭いの解決の提案をします。

今まで特にご家族から反対などのご意見はなく、医師も重曹を使うことに否定的だったことはありません。

しかし、お年寄りの中には皮膚疾患などをお持ちの方もいるため、念のために医師には相談しておく必要があります。

4:使う重曹は足浴バケツ一杯のお湯に対して大さじ1杯〜2杯程度

ネットを見ると使用する重曹の量については色々な意見がありますが、私は大体足浴バケツ一杯のお湯に対して大さじ1杯〜2杯の重曹を使っていました。

かなり強烈な臭いの場合でも2杯程度で大丈夫だと思いますが、心配なら量を少し調整しても良いです。

お湯の温度は40度以下がいいと思います。

熱すぎるのはNGです。

冬場だとだんだんお湯が冷めてくるので、注意が必要です。

長時間の足浴をする場合でも肌への刺激を考えて40度以下の方が無難です。

足を浸けたら、膝から下あたりを軽く洗ってあげてください。

スベスベする感じがあっても気にせず、ゆっくりと足を洗ってあげてください。

介助者は中腰になるので、腰に負担がかからないように腰をかける台などを用意しておくと体がラクです。

5:車椅子でもOK!足浴時間は15分から20分、それ以上でもOK!「話をしながら足浴」がポイント!

足浴だけなら、移動・移乗が大変で入浴を嫌がっているお年寄りにも比較的受け入れてもらいやすいです。

これなら車椅子の方でもOK!

そして会話をしながら足浴をするのがポイントです!

黙って会話もせず足浴を始めようと思っていても、あまりうまく行かないかもしれません。

しかし認知症の方であっても話をしながら足浴をすると比較的うまくいきます。

実はお年寄りの1番の楽しみは「会話」であることを理解しておくといいと思います。

足浴にかける時間はお年寄りの好みにもよりますが、15分から20分程度で良いと思います。

足浴が終わったら、今度は重曹の入っていないお湯で足の表面を洗い流してください。

そしてそこまで全て終わったら、足についたお湯をしっかりと拭き取りましょう。

きっとその時にはすでに足の臭いが消えていることでしょう!!

実際に施設で重曹の足浴が終わったあと、臭いで困っていた介護スタッフから感謝感謝の雨あられでした✨

6:臭いが取れる理由はイソ吉草酸の中和。お年寄りだけでなく若い人にも!

そもそも足のイヤな臭いの原因はイソ吉草酸(きっそうさん)。

イソ吉草酸は酸性ですが、弱アルカリ性の重曹で中和することができるんです。

そのため重曹を使うと足の臭いが消えるんですね✨

重曹を使った足の臭いの消去法は、お年寄りだけでなく若い人にも使えます。

自分自身や家族の誰かの足の臭いが気になる場合は、ぜひ試してみてください!

若い人もお年寄りと同様に、皮膚疾患がある方は事前に医師に相談しておくと安心です。